10. Like Father, Like Son (2013) / そして父になる

『そして父になる』(そしてちちになる)は、2013年制作の日本映画。是枝裕和監督。主演の福山雅治が初の父親役を演じた。
第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、審査員賞を受賞した。

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10. Like Father, Like Son (2013) / そして父になるのあらすじ

11月。再開発プロジェクトを進めるエリート建築家の野々宮良多(福山雅治)と妻のみどり(尾野真千子)、6歳になる一人息子・慶多の家族は幸せな日々を過ごしていた。慶多は私立小学校を受験し、面接で「キャンプに行って凧揚げをした」と学習塾で教わった通りに答えて、合格する。

そんなある日、良多とみどりは、慶多が生まれた群馬県前橋市の病院から「重要なお知らせがある」と呼び出される。斎木という夫婦の息子が小学校進学に際して受けた血液検査で両親と血液型が一致しなかったことから調査した結果、出生時に看護師によって子どもの取り違えが起きていたことがわかり、良多たちの実の息子は慶多ではなく、斎木家の琉晴だという話だった。二人は同じ7月28日に生まれていた。管理面の心配から田舎の病院で産むことを反対していた良多は、「なんで分からなかったのか」と妻を責める。

取り違えられたもう一組の家族は、群馬で小さな電気店を営み、3人の子を持つ斎木雄大(リリー・フランキー)・ゆかり(真木よう子)夫妻だった。二人と対面した良多とみどりは、「子どもの将来のために結論を急いだ方がいい」という病院の提案で斎木家と交流を始める。良多は病院を相手取って裁判を起す一方、子どもを二人とも引き取る手段を探る。両家は「ミッション」と称して慶多と琉晴を相手の家庭で泊まらせる。

入学式の後、斎木家の家計が逼迫している事情を聞いた良多は、慶多と琉晴の両方を引き取りたいと提案するが、雄大は物で解決しようとする良多の考えに立腹し、「負けたことのない奴は本当に人の気持ちが分からないんだな」と激怒、みどりも夫に呆然とする。

裁判が始まる。看護師は事故ではなく、再婚したばかりで継子の子育てでイライラし「野々宮さんの家族が幸せそうだったのでわざとやった」と証言。彼女の行為は公訴時効になっていることも判明する。虫のいい看護師の行動に、斎木夫妻とみどりはいら立ちをみせる。

6年間愛してきた他人の子どもと血の繋がった実の息子を前に、子どもを交換するべきか、このまま育てていくべきかという葛藤の中で、良多はそれまで知らなかった慶多の思いに気づく。慶多は父の日のプレゼントとして、両方の父に造花を手作りする。

慶多と琉晴は本来の親が引き取ることになる。それを前に野々宮家では慶多を連れて一家で河原に出かけ、3人で写真を撮影した。

8月、良多は上司から「裁判を抱えているから」という理由で宇都宮市の研究所への異動を打診される。良多は引き取った琉晴から抵抗される中で「おじさんが本当のパパなんだ」と告げる。裁判には勝ったが、良多は弁護士の鈴木に「勝ってない」という。良多は取り違えの原因を作った看護師から送られてきた「誠意」を返しにいくと、彼女の継子が良多と看護師の間に入る。良多が「関係ないだろ」というと継子は「僕のお母さんだから関係ある」と反論され、血の繋がらない繼母・継子の間に親子の絆が出来ていたことを見せつけられる。

琉晴は家出し一人で群馬の斎木家に帰ってしまう。連れ戻しに行った良多は自分も小さい頃、家出したことを琉晴に告白。徐々に絆が深まっていくが、琉晴は「パパとママのところに帰りたい」と涙ながらに訴えた。みどりも「慶多を裏切っているみたいで」と涙する。良多も慶多がこっそり撮っていた良多の写真を見つけて涙ぐんだ。

連休で群馬に行った良多は「ミッションなんか終わりだ」と慶多を抱きしめる。電気店に戻った慶多は「スパイダーマンってクモって知ってた?」と雄大に教わったことを良多に話した。

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